Q:距離を測る場合、直線距離か沿面距離か 2015.09.24

カート道路にボールがある場合、ローカルルールでニアレストポイントにドロップと規定されています。その時、片側に斜面があり、ボールを置いて止まらない場合、ボールを止まる地点を探して、それがニアレストポイントになるのか質問します。斜面側とフェアウエイ側のどちらがニアレストポイントになるのかの質問にもなります。両側のどちらがニアレストポイントかを計測する場合、直線距離か沿面距離で測るかも併せて質問いたします。

池見克二さん

回答
ご質問ありがとうございます!
スルーザグリーンで動かせない障害物からの救済を受ける場合、ニアレストポイントやドロップする場所はハザードやグリーン上であってはならない(OB区域も不可)、という点を除き斜面であろうと打ちにくい場所であろうと、関係なく決めなければなりません。フェアウエイ側と斜面側でニアレストポイント候補となる場所がある、といった場合、球の位置に近い方をニアレストポイントとしなければならない、ということです。そのニアレストポイントが斜面側で球が止まらなくても、そのまま処置を進めることになります。まず1回目にドロップしてカート道に転がり出たり、落下地点から2クラブレングス以上転がりでた場合は規則20-2cで定めている再ドロップの要件を満たしているので再ドロップしなければなりません。そして2回目にドロップした結果、再び規則20-2cが定める再ドロップ要件を満たす場所に止まった場合は2回目に最初に地面に落ちた箇所にプレースすることになります。プレースしようとしても球が止まらない場合は規則20-3d・止まらない球に従い、『ホールに近付かずにハザード以外の場所で球が止まる最も近い場所』にプレースしなければなりません。
また、直線距離か沿面距離かについてですが、裁定例20-2b/228/12の考え方を参考にすると、救済などで距離を計測する際は地面の傾斜も考慮に入れなければならないので沿面距離ということになります。

Mr.golfbaka