Q:ウオーターハザード内にドロップした後でウオーターハザード外からプレーしたい場合 2015.09.21

下記状況の処置を教えてください。
最初に打った球が黄杭内へ入った。水がなかったので、クラブのソールを土につけずに打った球が土手に当りはねて水の中へ入った。ボールは元の位置へドロップする。
この処置は正しいと思いますが、元の位置ではヒットは難しいのでスルーザグリーンへドロップしたい。この時の処置について教えてください。
@ボールをドロップする位置は?
Aプレーイング何打になりますか?
よろしくお願い致します。

Nobuさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ご質問のケースでは、ウオーターハザードの救済の『最後にプレーした場所』を選択してドロップしたことになりますので(正しい処置)、その時点では1打の罰となります。そしてドロップした後にヒットが難しいという理由でスルーザグリーンへドロップしたい、ということですので1打の罰を追加(合計2打罰)して以下のいずれからの処置をとることもできます(規則26-2
a.最後に球がウオーターハザードの限界を横切った地点を基点とした救済(旗竿と基点を結んだ後方延長線上、またはラテラルの場合はそこからホールに近付かない2クラブレングス内)
b.最後にウオーターハザードの外でプレーした場所からプレー
aを選択する場合、ウオーターハザード内からプレーした球が一度もハザードの外へ出ることなく水の中へ入ったのであればその前のストロークでウオーターハザードに球が入った際の場所が基点となります。もし、一旦ハザードの外へ飛び出してから再び戻ってきて入ったような場合はその場所が基点となります。
ちなみに、最初にウオーターハザード内にドロップする前に上記a、bの処置を取ることにすれば罰は1打罰ですみます。
ゴルフ規則では、アンプレヤブルやOBの処置などでストロークと距離に基づく処置をとる場合に前回プレーした場所まで戻る、といったことはよくありますが、それより前の場所に戻ることは基本的にはありません。しかし、ウオーターハザードからプレーした球が再びウオーターハザードに入った場合については規則26-2の中で1打罰で上記a、bにあるようにウオーターハザードの外でプレーすることができるよう定められています。例えばウオーターハザード内で何回もミスショットを繰り返したあげく、上記のbを選択する場合、結果的に何ストロークも前の場所に遡ることになりますが、1打罰でその処置をとることができる、というわけです。

Mr.golfbaka