Q:ソールしたら球がクラブに寄りかかってきたためクラブを退けたら球も元に戻った 2015.08.28

いつも楽しみに拝見しております。前上がりのラフでアドレスをとろうとボールのそばにソールしたところ、ボールのそばの芝が無くなった状態になり、ボールの重みでボールが芝に乗ったままクラブフェイスの方に寄りかかって来た為、思わずソールを解きました。その為ソールされていた芝が、元に復帰し寄りかかってきたボールが元の位置に戻ってしまいました。ボールの移動も、回転も上下移動も見られませんでした。これはボールが動いた事になるのでしょうか?

チャオさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ゴルフ規則では”球が止まっている位置を離れ他の場所に行って止まったとき、その球は「動いた」ものとみなされる”としています。プロの試合のTV中継でも、ラフに止まっている球に対してアドレスした時に球が揺れたように動くシーンを見ることができますが、元の場所に戻った場合は、球が動いたことにはならないため、罰はありません。
ちなみに、当然ですがどの程度まで正確に戻れば良いか、などといった数値による基準はありません。クラブの重みで芝が沈んでクラブを退けたら芝が起き上り元に戻るわけですから、恐らく、数ミクロン単位で考えたら完全に元に戻ることは不可能かと思います。裁定集では、揺れた球が裸眼で元に戻ったと確認できればその球は動いていないものとする方針を示しています。
参考裁定例・18/4

Mr.golfbaka