Q:プレーの方向を示すデザインのティー 2015.07.26

ティーショットを打つ際に使用するティーに狙っている方向をしめす様な付属品が付いているとルール違反になりますか? 例えるならば、ティーの中心部辺りに打ち出すラインを示すような前後各3p程度の突起部分が出ているイメージです。ボールにはラインを書いて方向をサポートしてもいいですよね。ただ、ショット時にアドレスの補助(方向性)を示してしまうようなクラブだったり目印を置いたままショットをしてしまえばペナルティーになってしまいす。ティーではアマチュアの間で少し流行しているナナメッティーなどは若干方向性をサポートしているようにも思えますが・・・・。ティーに方向を示す付属が付いていても大丈夫なんでしょうか? お手数をかけますが、ご回答を宜しくお願い致します。

星島宏さん

回答
ご質問ありがとうございます!
”ティー”は、ゴルフ規則「付属規則W」の中で、以下のようであってはならないと定めています。
・4インチを超えるもの
・プレーの線を示すことができるようにデザイン・製造されているもの
・球の動きに不当に影響を与えるもの
・その他、ストロークをしたりプレーする上でプレーヤーの援助となるもの
つまり、ご質問内容にあるような方向を示すティーは不適合ティーということになり、そのティーを使用した場合、規則11-1により競技失格ということになります。規則の意図としては、ティーはシンプルに少しだけ球を高くしてプレーすることができるだけのものであり、それ以上の機能を備えることは認めていない、と捉えることができます。例えば『特殊素材でバックスピン量を減らして飛距離アップ!』といったようなティーがあり(実際にはないと思いますが)、その機能が本当ならそれは不適合ティーということになります。よく見かける斜めティーについては、R&Aの用具審査をクリアしているようなので、球を置いた時にプレーの線を示していなかったり、不当な機能は備わっていないといったところなのではないでしょうか。

Mr.golfbaka