Q:動かせない障害物による障害とは? 2015.07.07

動かせない障害物による救済の件で、ご教授願います。スイングの妨げとはどのように考えるのでしょうか?
質問1.フルスイングはできないが、ハーフスイングならば打てる。この場合でも救済を受けられるのか?
質問2.動かせない障害物により打ちたい方向には打てないが、別の方向には打てる。このような場合でも救済を受けられるのか?
よろしくお願いします。

ゴルフ大好きさん

回答
ご質問ありがとうございます!
質問1も2も考え方は同じで『もしその場に動かせない障害物がなかったら、どのようにプレーしたいか?』ということを考慮します。その上で、フルショットをしたい、あるいはグリーン方向に打ちたい、といったことを踏まえ、そのようにしてスイングすると動かせない障害物が障害になるようであれば”障害が生じている”ことになり救済を受けることができます。動かせない障害物は、いわばコース内の『異常な状態』ですので、普通にプレーしようとする妨げになるのであれば救済を受けられる、と考えて良いものです。ですので「ハーフショットなら当たらない」あるいは「別の方向に打てば当たらない」からと言って救済を受けられない、ということはありません。
ただし、その逆パターンはダメです。例えば、ラフに埋もれて打ちにくい状況でグリーンを狙うと動かせない障害物にかからないが、横を向いて構えると動かせない障害物がかかる場合、「横を向いてプレーすることにして救済を受けてライの良い場所へドロップしよう」という考え方は認められません。規則24-2規則25-1では、例外項目の中で、不必要に異常なスタンスやプレーの方向をとることによってだけ障害が生じる場合の救済を認めていないからです。

Mr.golfbaka