Q:暫定球のつもりでプレーした後に最初の球が見つかり、どちらをプレーすべきか分からないので2つの球でプレー 2015.06.22

いつもお世話になっております。先日の競技会であった事なんですが、池越えのミドルのティーショットがトップして、水切りしながら池の向こうに届くかどうか見えなかったそうです。池ならティーグラウンドからの方が良いので、暫定球を宣言して打ったそうです(この時点で暫定球ではなく3打目となると思うのですが)。池の向こうに行って見ると1打目が残っており、同伴者もルールがあいまいだったので協議して、暫定球と宣言した球と最初の球を両方ともプレーしてホールアウトしました。アテスト時に暫定球は認められずにティーグラウンドからの3打目が正球としてスコアを提出したんですが、第二の球の処置をしたと言っていたんですが、第二の球の意味とは違う気がします。この時の第二の球としてプレーした最初の球は、練習ストロークとみなされないのでしょうか?
間違いに間違えを重ねたような気がして、ちょっと分からなかったので教えてください。

アヤパパさん

回答
ご質問ありがとうございます!
結論から申し上げますと、第2の球としてプレーした最初の球については特に罰はなく、ティーグラウンドから打ち直した球でのスコアを採用することになりますので、裁定は正しく行われたものと思います。
まず、ご質問のケースでは、単に池に入った可能性があるだけで(池の外で紛失した可能性は考えられない状況で)元の場所から別の球を打ち直しているかと思いますので、暫定球としては認められず規則26-1に従い処置したことになり、打ち直しが即3打目としてインプレーになる、というのが基本です。
よくある『第2の球』の処置では、球が止まった後にその処置が分からない場合に2つの球をプレーしていくものですが、裁定例の中では暫定球を打った場合にそれを第2の球として扱うことも認めています。例えばプレーヤーが、OBの可能性がある状況で暫定球をプレーしたとします。そして前に進んで行ったところ、OBかインバウンズか判断できないような場所で最初の球を見つけ、処置に悩んだ場合、最初の球と暫定球の2つの球をプレーしていけばいいわけです。このような場合、暫定球が第2の球として扱われることになります。ご質問のケースでも、暫定球のつもりで打った球を第2の球として2つの球をプレーしていったものと考えることができます。結果的に(委員会の裁定では)暫定球のつもりで打った球は暫定球ではなく、最初の球はインプレーではなくなっており違反となるので、最初の球でのスコアではなく第2の球(暫定球のつもりで打ち直した球)でのスコアを採用することになった、と捉えることができます。

Mr.golfbaka