Q:ジュニアゴルファーの不正 2015.05.24

競技の裁定に関する質問です。情けない話で恐縮ですがよろしくお願いします。
競技の途中、競技者と同伴競技者がボールを探していたところ、OB付近でボールを発見したということで、プレーを継続。前の組の競技者がグリーン上からその競技者がボールを落下させたところを発見。その人物が終了後支配人に通告。当該組が上がって罰打(失格と私は感じてるが)を付加せずにアテスト。(プレーヤーのマーカーはハイハンディであった)。競技終了後、本人を呼んで聞いたところ、本人は「やってない」と主張! しかし、前組のプレーヤー(同一競技の参加者)は見ている。こういうケースの場合は競技終了後であっても当該プレーヤーを失格にすることが相当と思うがいかがなものでしょうか? 感情論もあり、クラブ内は紛糾していますがご教授お願いします。ちなみにプレーヤーはジュニアです。

kame1960さん

回答
ご質問ありがとうございます!
プレーヤーがジュニアであろうと、どのような感情論があろうと、もし、最初の球がOBであったためにそれを隠蔽するために別の球を落下させてプレーしていたことが事実であれば、競技失格です。私が思うには、そのような行為自体がゴルフの精神に反することから、まず規則33-7により委員会が競技失格の罰を課すべきです。そのような行為に対しては委員会は厳格に対処すべきかと思います。
もし、そのプレーヤーが規則を良く知らなかったがためにそのような行為に及んだ場合は規則33-7は発動しないことになるかと思いますが、それでも競技失格になることに変わりはありません。理由は次のとおりです。まず、そのプレーヤーが本来は元の場所に戻って打ち直さなければならないところ、随分前からプレーしたことにより規則27-1の処置について誤所からのプレーの重大な違反(2打罰を受け誤りを訂正しなければ競技失格)を犯していたことになります。そして、その違反を訂正せずにプレーをしていたことになります。この場合、そのプレーヤーがたとえ、その行為が誤所からのプレーの重大な違反になることは知らなかったとしても、自分のした行為は分かっていることになるので、違反をしていたことを知っていたことになります(規則を知っているかどうかは関係ない)。このような場合、規則34-1bでは、競技終了後でも競技失格の罰が課されなければならないことを明確に定めています。
ジュニアゴルファーということですので、競技失格の罰を受けたからといってゴルファーとして失格というわけではなく、こういうことは駄目だから次からはしないようにしよう、ということをしっかり教えて立派なゴルファーになれるように指導できればいいかもしれませんね。

Mr.golfbaka