Q:ストロークと距離に基づく処置とは? 2015.05.08

いつも質問させていただき、ありがとうございます。
かねてから良く分からないのですが、規則27-1の「ストロークと距離の罰」について質問します。
@言葉の語源が理解ができないため、記憶に残りません。ストロークとは何なのか、距離とは何なのか、なぜストロークと距離なのか?
A「ストロークと距離に基づく処置」とはどういったことなのでしょうか?
B「暫定球」の宣言をして打つ場合と、「ストロークと距離の罰」で打つ場合とどう違うのでしょうか?
C例えば、あるホールで右がOBのない深い松林の下り急傾斜地(球は探しやすい場所)で、1打目又は2打目を右へ落とした場合、その場所から1打罰で再度打ち直しができるようですが、これが「ストロークと距離に基づく処置」にあたるのでしょうか? または、この例ですと別の理由で打ち直しができるのでしょうか?

ヨシオさん

回答
ご質問ありがとうございます!
「ストロークと距離に基づく処置」とは、単純に言えば1打罰で前回プレーした場所からプレーすることを意味しますが、確かにその言葉だけでは内容を理解できるものではありません。1ストロークを払い、(大抵の場合はミスした分の)距離を元に戻す、といった内容を簡略化して「ストロークと距離に基づく処置」と呼んでいる、と捉えれば良いかと思います。
Bの暫定球については、ストロークと距離に基づく処置を暫定的に予めプレーしておく、ということになります。暫定的にプレーしておくことにより最初の球がインバウンズで見つかった場合は最初の球をプレーすることができることになります。もし暫定球ではなく、ただ単にストロークと距離に基づいてプレーした場合は、その瞬間に最初の球は紛失球扱いとなります。またCの場合もストロークと距離に基づく処置になりますが、プレーヤーがアンプレヤブルの選択肢として前回プレーした場所からプレーすることにした場合は『規則28に従いストロークと距離に基づく処置をとる』ということになり、そうではなくただ単に打ち直したい場合は『規則27-1に従いストロークと距離に基づく処置をとる』ということになります。どちらも罰打や処置は全く同じですが、プレーヤーの意図により適用する規則が異なってくるというわけです。

Cのケースのようにアンプレヤブル(規則28)なのに「ストロークと距離に基づく処置」となると少々紛らわしくなってきますが、以下にストロークと距離に基づく処置が出てくるケースをまとめてみます。
1.OB、または紛失球となった場合(この場合はストロークと距離に基づく処置をとるしかない)
 →規則27-1に従いストロークと距離に基づく処置をとる。
2.ウオーターハザードからの救済やアンプレヤブルの処置で前回プレーした場所からプレーすることを選んだ場合
 →規則26や規則28に従い、規則27-1で定めるストロークと距離に基づく処置をとる。
3.上記1,2以外の場合で、元の場所から打ち直したい場合(プレーヤーはいつでも任意にその処置をとることができる)
 →規則27-1に従いストロークと距離に基づく処置をとる。

Mr.golfbaka