Q:球が動いた原因がプレーヤーにあるのかどうか微妙な場合 2015.04.29

最終ホールパー4の2打目がガードバンカーのヘリのレーキに引っかかり、ギリギリ落ちない状態でした。レーキを取り除いたときには落ちなかったのですが、その後ソールせずにヘッドを浮かせた状態でピン方向を狙ってました。その状態の中でボールが動き出しバンカーに落ちてしまいました。私はソールしてない(アドレスしてない)ので、そのまま無罰で打ち2パットでボギーの申告をしました。ところが同伴競技者が、私が近づいて行ってヘッドをユラユラさせた振動でボールが動いたという主張をしたため(アドレスはとってないことは認めてました)、結果としては誤所からのプレーで失格となりました。 いろいろ調べた限りは微妙でしたが、JGAの見解も目撃者がいる以上そうなる可能性が高いとのことでした。このホームページでは私の行ったプレーが正しいとされてますが、どうなんでしょうか? 2球プレーするのがベストでしょうかね。

山口さん

回答
ご質問ありがとうございます!
裁定をする時、まず、球が動いた原因が山口さんにあるのかないのか、という点を事実関係を基にできるだけ明確にすることが大事です。球の位置や状況、アドレスした位置、クラブをどの程度近付けたか、クラブが周囲の草などに触れたか、などなどです。それらの様々な状況を踏まえた上で山口さんが原因ではないことが明らかと言えるようであれば、アドレスする前ですので罰無しで球はあるがままの状態でプレーしなければなりません。山口さんが原因ではないことが明らかとは言えない場合、このようなケースではプレーヤーに不利に解釈するべきなので、山口さんが動かしたものとみなし、1打罰でリプレースしなければならない、ということになります。リプレースしなかった場合、規則18-2に違反したことによる誤所からのプレーで2打罰を受けることになります。ご質問のケースでの誤所からのプレーは重大な違反とは言えないので、それだけでは競技失格にはならなかったのですが、スコア提出後だったので過少申告ということになってしまったわけですね。
処置について自信がない場合、第2の球(規則3-3)をプレーしておくことは大事なことですが、競技委員への報告をスコア提出前に行うことも大事です。

Mr.golfbaka