Q:ティーショットがウオーターハザードに入った場合の選択肢 2015.03.23

ショートホールで1打目池に入れ、ハザードを横切った地点(黄杭、ウオーターハザード)とホールを結んだ延長線上に1打罰でドロップして打つか? ティグランドで1打罰で打てるのか? その際、ティアップできるのか? それとも別な選択肢があるのか?
教えてください。

やまよしさん

回答
ご質問ありがとうございます!
黄杭や黄線で定められるウオーターハザードに球が入り救済を受ける場合、1打罰で以下のa、bのどちらかの処置をとることができる(規則26-1)、というのは多くの皆さんがご存知かと思います。
a.最後にプレーした場所からプレー
b.最後にウオーターハザードの限界を横切った場所とホールを結んだ線でそのウオーターハザードの後方延長線上にドロップ
ここでa、bの処置について更に細かく見てみます。まず、aの最後にプレーした場所からプレーする場合については『規則20-5・前のストロークをした箇所から次のストロークをする場合』で定められています。ここでは最後にプレーした場所ごとでの処置方法が定められています。
最後にプレーした場所が…
○ティーグラウンド → ティーグランド区域内のどこからでもプレーでき、ティーアップも可
○スルーザグリーン・ハザード → 最後にプレーした場所にドロップ
○グリーン → 最後にプレーした場所にプレース
最後にプレーした場所が明確に分からない場合は推定する必要があります。
次にbの処置についてですが『後方延長線上で救済を受けるウオーターハザード以外のコース上』であればどこでもドロップすることができます。つまり、他のウオーターハザード内やバンカー内でもドロップすることができる、というわけです。『コース上』ですのでコース外であるOB区域には当然ドロップすることはできません。
以上を踏まえ、ご質問のケースで救済を受ける場合、aの選択肢でティーグラウンドからプレーしても良いし(ティーアップするもしないも自由)、bの選択肢で後方延長線上にドロップしても良い、ということになります。それ以外の選択肢はありません。もし、赤杭や赤線で定めるラテラルウオーターハザードでしたら「球が最後にハザードの限界を横切った場所(あるいはその対岸)から2クラブレングスでホールに近付かないそのハザード外にドロップ」といった選択肢もあります。

Mr.golfbaka