Q:ティーマーカーに球が当たった場合/ティーマーカーがプレーの妨げとなる場合 2015.02.24

ゴルフルール教えてください。
「動かせない障害物に当たったボールの処置」
ティーマークはティショットするまでは動かせない障害物です。これに当たってOBになった場合はどのようになりますか? ティーマークは、動かせない障害物(人工物)と同様な処置をすればいいですか? ボールはあるがままでもしスイングに影響をする場合は処理を適用できる?
以上、動かせない障害物に当たったボールの処置を教えてください。

Nobuさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ティーマーカーは人工物ですが、そのホールの1打目やOBなどによる打ち直しなどでそのティーグラウンドからプレーする時は、そのプレーが終わるまでは『固定物』として扱われます。ゴルフ規則では『固定物』と『障害物』と区別しており、固定物は救済の対象とはならず、プレーの妨げになるからといって動かすことは認められません(OB杭と同様です)。従って、ティーショットをプレーする際にティーマーカーがスタンスの邪魔になるから、といった理由でティーマーカーを動かした場合は2打罰が課せられることになります(規則13-2)。このような場合、元に戻しても罰は免れません。偶々つまづいて足で蹴飛ばし動かしてしまったような場合は罰はありません。
打った球がティーマーカーに当たった場合、罰はありませんが、球はあるがままの状態でプレーしなければなりません。ティーマーカーに当たったがためにOBに行ってしまったら、その球はOBということです。
ティーショットを終えた後は、ティーマーカーは『障害物』となります。簡単に動かせるようであれば『動かせる障害物』、簡単には動かせないようであれば『動かせない障害物』として扱わなければなりません。一般的にゴルフ場では地面に刺すタイプの物を使用しており『動かせる障害物』として扱えることがほとんどかと思います。動かせる障害物の場合、プレーの妨げになるようであれば罰無しで動かすことができます(規則24-1)。この場合、動かせる障害物からの救済のようにニアレストポイントを決めて球をドロップする、といった方法は認められませんので注意が必要です。勘違いしてそのようにしてプレーした場合、インプレーの球を動かしリプレースしないままプレーしたことにより2打罰が課せられることになります(規則18-2a)。

Mr.golfbaka