Q：グリーン外からのプレーで股下を通す打ち方をする 2014.12.17
コース上で(グリーン外)球が木の根元にあり、スタンスが取れない状態。仕方なく股下を通してショットしたらルール違反で二打罰と言われました。パター以外でライン上を跨ぐスタンスもルール違反なのでょうか？
回答
ご質問ありがとうございます！
規則16-1eでは、パットの線やその後方延長線上を跨いだり踏むようなスタンスをとってストロークしてはいけない、と定めています。これは『パットの線』という言葉からも分かるように球がグリーン上にある場合の規則です。グリーン以外の場所からプレーする場合はご質問のケースのようにラインを跨いで股下を通すようなショットをしても罰はありません。グリーン以外の場所からパターを使用してプレーする場合も同様に罰はありません。使用するクラブは関係なく『グリーン上からプレーするかどうか』が問題というわけです。グリーン上からプレーする時にこの違反があった場合は2打罰が課せられます（ただし、不注意により偶々そうなってしまった場合や、他のプレーヤーのパットの線を踏まないようにした上でそのようになった場合は罰はありません）。
ちなみに『球の打ち方』に関しては規則14-1の中で、球はクラブヘッドで打たなければならず、押し出したり、掻き寄せたり、すくいあげたりする打ち方は認められない、といったことを定めています。規則14-1の意味するところは、裁定例などを参考にすると、ストロークは（1個の）クラブヘッドで球を打つ意志を持って行われなければならず、球とクラブヘッドは瞬間的に当たるだけでなければならない、といったところになります。それ以外については特に定めはないので、例えば片手で打つ、片足で打つ、クラブヘッドの背面で打つ、股下を通して打つ、など、いずれもそれだけでは違反とはなりません。