Q:カート道からの救済を受けると左打ちの必要があり、左打ちで構えると再びカート道にスタンスがかかる 2014.10.19

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( グリーン )
池 | 芝 | カート道 | 芝
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こんな感じの場所でカート道にボールが止まった。右打ちなので左側の芝の上がニヤレストポイントと決定した。しかし左側の芝は幅が50cm程度で普通に構えられない。左打ちをしようとすると再びカート道による障害が発生する。このような場合どのように処置したらよいか。

やまちゃんさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ニアレストポイントは、最初の球の位置で、もしその障害がなかったらとっていたであろうスタンスやスイング、プレーの方向を考慮して決めなければなりません。カート道上に止まった球の位置に対して、もしカート道がなければそのまま右打ちでストロークできる、ということであればご質問にあるように右打ちとしてニアレストポイントを決めることになります。この時、ご質問のケースのようにニアレストポイントがカート道の左側になれば、たとえ救済を受けた後に池があることによりスタンスがとれないとしても、そこをニアレストポイントとして処置することになります。そして正しく処置してカート道左の50cm幅の場所に球が止まったのなら、その状態で正しく救済を受けたことになり、その救済処置はひとまず終えたことになります。その後、その球に対して右打ちではプレーできないので左打ちで構えると、再びカート道の障害が発生することになったわけですが、この状況で左打ちでプレーするのは合理的であるため、再び救済を受けることができます。これは先ほどの救済とは別で、新たにカート道の障害が発生したものとして扱わなければなりません。ちなみに、右打ちのプレーヤーが左打ちでプレーするのが合理的とは言えない状況で、左打ちでプレーすると障害が生じるような場合には救済の対象とはなりません。左打ちでプレーしようとすると障害が生じるため、救済を受けた結果、右打ちでプレー出来る場所に球が止まった場合、その後、右打ちでプレーすることは何ら問題ありません。

Mr.golfbaka