Q:シャフトに鉛を縦に貼ること 2014.09.12

シャフトに鉛を貼ることは許されています。一方、シャフトの’たわみ’と’ねじれ’は縦軸回りで均一にならなければなりません。シャフトに鉛を縦張りすることは違反なのでしょうか? 可否両方の見解があり混乱しています。
よろしくお願いします。

MIYASHITAさん

回答
ご質問ありがとうございます!
まず、おっしゃる通り、ゴルフ規則ではシャフトのたわみとねじれについて均一であることが求められています。これはシャフト単体の性能についてのことです。そして鉛を貼ることについてですが、ヘッドやシャフトへの外部付属物の取り付けは「性能における利点がない」など、特定の条件を満たした物以外は基本的に禁止されている中で、その例外として扱われているのが『鉛』と『サクションカップ』(球を取り出すためのパターのグリップエンドに付ける道具)です。「クラブと球の規則ガイド」の中では、シャフトやヘッドへの鉛の貼りつけはクラブの性能を変えることになりますが”伝統的”という理由からその使用を認めています。また、鉛ではありませんが、グリップに関しては「プレーヤーによって握られるようにデザインされたシャフトの部分に何の素材も取り付けられていない場合、グリップに関する規則がシャフトに関する規則に優先します。したがって、シャフトのその範囲の寸法や横断面は変わることもあり得ますし、どの方向でも同じ曲げ特性を有するという要件は求められないでしょう」といった一文も「クラブと球の規則ガイド」の中にあります。これらのことを踏まえると、鉛を縦張りにした結果、シャフトの性能が変わろうと違反にはならないと考えて良いのではないかと思います。ちなみに、ドライバーヘッドに関しては、鉛を貼った状態で慣性モーメントが規定内に収まっている必要があることは記述されてはいるものの、その他の貼り方などについては特に記述がありません。
ここでの回答は、あくまでも私の見解ということになってしまいますが、どのように貼っても良いのか、それとも、もし”伝統的”とは言えないほどの異常な貼り方が見受けられれば、それは認められない可能性も出てくることになるのか、といったことも、もしかしたらあるかもしれません。その辺りはまた調べて分かりましたらご報告させて頂ければと思います。

Mr.golfbaka