Q:ニアレストポイントを決める際に次打で使用しないクラブを使用 2014.09.03

ドライバーでティーショットをし、行ってみると残り100Y地点のカート道で止まっていた。プレーヤーはドライバーで二アレスポイントを決めました。「それは次使うであろうと思われるクラブで二アレスポイントを決めてください」と言ったら「ドライバーでいいに決まってるじゃん!」て言われました。違うと言ってもこっちが違うって言うんです。しかもマッチプレーでそのホール負けて結果1ダウンで敗退しました。
納得できません。回答お願いします。

宮島一馬さん

回答
ご質問ありがとうございます!
規則上はニアレストポイントを決める際に使用するクラブには制限はありません。ニアレストポイントを決める際は「その障害が無かったら使っているはずであろうクラブを使うべきである」とだけしておりますが、この表現は「〜でなければならない」とは明らかに異なり、あくまでも推奨すべきことであることを示しています。使用するクラブについては、極端な話ですが、例えば残り100Yで普通ならピッチングを使うところ、もの凄い強風なのでドライバーで転がす、ということもあり得なくはない、ということになります。そのため規則では使用クラブについて制限することは基本的にありません。しかし、次打でドライバー以外のクラブを使用することが明確にもかかわらずドライバーを持ってニアレストポイントを決めていたとなると、その処置は規則の考え方には反していることにはなります。
ちなみにマッチプレーに関しては、プレーヤーが知らない事で、相手から誤報を与えられていた場合を除き、次ホールのティーショットをプレーした時点で、それ以前のホールに関するクレームは一切できません。例えば相手が規則違反をしていたとしても、その事実を目撃していたのであればクレームはそのホールのプレーを終えるまでに出さなければなりません。これまた極端な例えですが、相手がプレーヤーの目の前でインプレーの球を動かし、リプレースせずにプレーしたとします。本来ならその時点で相手は負けですが、相手は「2打罰だ」と言い張り、そのホールを終えたところ相手が勝ってしまった場合、次ホールのティーショットをプレーする前にクレームを出さなければホールの勝敗はそのまま(相手の勝ち)として扱わなければならない、ということになります。というわけで、マッチプレーは「言い勝った方が勝ち」といった性質もありますが、正しい規則を知っていれば言い負けることもないので「規則を知っている」ことは勝負に有利に働く、ということが言えますね。

Mr.golfbaka