Q:ラウンド中に電子機器を使いイメージ映像を見る 2014.08.25

お世話になります。いつも有難うございます。
電子機器の扱いで質問です。距離を計測できる機器はよくありますが、先日ラウンド中に、いわゆるイメージ映像(プロなどがスイングしている)を見てもいいのか? という疑問がわいてきました。これは違反でしょうか? 又、電子機器はどこまで(どの機能)使用可能でしょうか?

しんかいさん

回答
ご質問ありがとうございます!
電子機器に関しては規則14-3で定められています。規則の内容や裁定集の考え方からすると、ご質問のケースは「ストロークをしたりプレーする上で援助になるようなもの」に該当するため、使用すると規則違反(競技失格)になると考えて良いと思います。
ただし、裁定集の14-3/16では、
『ラウンド前に発行されたアドバイス関連事項(電子ヤーテージブックやレッスン書など)にアクセスするために機器を使用すること』
については違反とはならない、としています。これは、あくまでも書籍の類の代わりに電子機器を使用することは問題ない、という事を表していると思います。例えば、自分のスイングにおけるチェックポイントなどを記入したり、参考になる写真を貼りつけてあるメモ帳などをラウンド前に作り、それを持ち歩くことはできますが、電子機器ならではの機能である動画を観ることでプレーの援助となるような場合は規則違反となる、ということです。ヤーテージブックに関しても同じです。球がどこにあってもグリーンまでの距離が分かるほど細かい情報が書かれたメモ帳を持ち歩くことはできるので、それと同様の情報を電子機器から得ることはできますが、天気や風向きなどを入力して実効距離を計算して表示させる電子機器の使い方は違反になります。
他には、裁定集の14-3/17によると、単にニュースや交通情報などを聞くために手短に人工の機器を使用することは問題ないとしていますが、それが長時間に渡れば精神的な面においてプレーの援助になる可能性があり、そのような場合は違反になる、としています。
電子機器については、それらの生活への浸透具合などにより、今後も規則や裁定が変わる可能性は高そうですね。

Mr.golfbaka