Q:グリーン横にあるカート道からの救済 2014.07.10

グリーン右横のカート道にボールがあり救済を受けようとし、球は左端にあるもののグリーン側ではホールに近づいてしまうのでカート道の右にニヤレストポイントを決定しようとしましたが、カート道の右側は20cmほどの幅しかなくそこからOB区域となっていてスタンスがカート道にかかるため救済出来ず、悩んだ末に救済を諦め元の位置から打ちましたが、今回のケースで救済を受ける場合、どういった方法が正しいですか?

荒木田和也さん

回答
ご質問ありがとうございます!
ご質問のケースでは、恐らく、球がある付近でカート道の左側ではホールに近付いてしまうし、右側ではスタンスがカート道にかかってしまう、といった状況かと思われます。そのような場合、ホールに近付かず、スタンスもカート道にかからない場所で救済を受けられる場所を探さなければなりませんが、球の付近に該当するような場所がない場合、元の球の場所からかなり離れた場所がニアレストポイントとなる場合もあり得ます。ホールやカート道の形状、球の場所により、そのパターンは無数ですので、荒木田さんのケースも実際の現場を見てみないことには分かりませんが、例えば、ホールから30ヤードのグリーン真横のカート道に止まった球についてのニアレストポイントが、ホールから30ヤードの花道近くになる、といった可能性もあります。また、動かせない障害物と救済方法が同じカジュアルウオーターについても同様のことが言えます。例えば大雨で、グリーン周りが花道以外広域にわたって全面水浸しで、グリーンの後ろに止まった球について救済を受けようとすると、反対側の花道になる場合もあり得ます。
ちなみに、ご質問では、救済を諦め元の場所からプレーしたとのことですが、この時、もし球を拾い上げていたとしたら規則18-2aによる1打罰が課されることになります。救済を受けようとして球を拾い上げた後に、心変わりにより救済を受けないことにした場合、救済を受けない(つまり球の拾い上げが認められていない)状態で球を拾い上げたことについて罰が課されることになります。

Mr.golfbaka