Q:ハザード内のロープが障害となる 2014.06.19

競技者が第2打目を打ち、クリークは超えたがボールがハザード内に張られているロープに接近して止まった。スイングに支障がある状況、このロープを動かせることができるか?

須川明さん

回答
ご質問ありがとうございます!
まず、そのロープをコース(委員会)がどのように扱っているかが問題となります。簡単に動かせるようであれば、動かせる障害物として扱うのが適当ですが、ロープの端などが固定されていれば動かせない障害物として扱う場合もあるかと思います。その辺りはコース(委員会)が明示しておくべき問題です。
まず、そのロープが動かせる障害物として扱われている場合、球がウオーターハザード内にあろうとなかろうと、ロープを動かしてプレーすることができますが、ロープを動かせない障害物と見立てて救済を受けることはできません。
また、そのロープが動かせない障害物として扱われている場合で、球がウオーターハザード内にある場合はロープを動かすこともできませんし、罰無しでの救済を受けることもできません。つまり、そのままの状態でプレー、もしくはそれが難しければウオーターハザードの救済を受けてプレーしなければならない、ということになります。この場合、動かせない障害物であるロープを動かした場合は規則13-2の違反により2打罰が課されることになります。また、球がウオーターハザード内にある時に、動かせない障害物からの救済のつもりで処置してプレーした場合は、ウオーターハザードからの救済の1打罰+誤所からのプレーの2打罰で3打罰が課されることになります。
ロープが動かせない障害物として扱われている場合で、球がウオーターハザードの外にある場合は罰無しでの救済を受けることができます。

Mr.golfbaka