Q:ティーショットでティーを借りてプレー、更に同伴競技者のクラブを使用していた 2014.06.05

競技中、ティーショットの際、ティーがなかったので同伴競技者にティーを借りてティーショットをしましたがOBになってしまいました。しかも、ティーショットを打った後で、使用クラブが自分のクラブでないことに気づきました。この場合、打ち直しは何打目になるのでしょうか?

高島誠一さん

回答
ご質問ありがとうございます!
まず、ティーを借りたことについては何ら問題はなく、罰はありません。同伴競技者のクラブを使用したことについては規則4-4の違反により2打罰が課せられます。同伴競技者のクラブを使用してプレーしても、その球は有効なので、OBでなければそのままプレーすることになりますが、ご質問のケースではOBとなっていますので、それについての1打罰を足してティーショットを打ち直さなければなりません。つまり、打ち直しは5打目となります。
ちなみに、同伴競技者のクラブを使用した場合、そのことに気付いたら直ちにマーカーか同伴競技者に『不使用宣言』(そのクラブは以降使用しないと告げること)をしなければなりません。違反に気付いたにもかかわらず不使用宣言をしなかった場合、競技失格となります。規則4-4では「14本を超えるクラブ」または「そのコース上でプレーしているプレーヤーが使用するために持っているクラブ」を加えることを禁止しています。そして、違反は1ホールにつき2打罰で最高4打までとなっていますが、裁定集の裁定例を参考にすると、故意ではなく、誤って同伴競技者のクラブを使用してしまい、その後に持ち運んだ場合は、誤りに気付き次第不使用宣言をすれば罰は使用したホール分のみとなります(持ち運んだことにはならない)。例を挙げると、6番ホールで同伴競技者のクラブを誤って使用してしまい、気付かずに自分のキャディバッグに入れて持ち運び、そのまま使用せずに10番ホールで誤りに気付いたとします。この場合、気付いた時点で不使用宣言をすれば6番ホールの2打罰のみ、ということになります。もし6番ホールから10番ホールまで毎ホール、そのクラブを使用し、10番ホールで誤りに気付き直ちに不使用宣言した場合は上限の4打罰(6番と7番に2打ずつ)となります。

Mr.golfbaka