Q:ラテラルウオーターハザード内でネットがスイングの妨げになる 2014.05.15

ジュニアゴルファーの父親です。昨日ラウンド中にあったケースです。
1)パー3で、グリーン奥には高さ1mのネット(幅30m)が設置されています。
2)ネットの3m手前には「赤杭」がネットに平行に打たれています。
つまり:グリーンの奥にオーバーすると「赤杭」があり、その3m後ろにはネットがあります。実は息子の打った球は、グリーンを越え、赤杭の範囲に止まったのですが、ネットの近くまで転がり、2打目を打とうとすると後ろのネットにクラブが当たってしまいます。赤杭内なので、ソールをしなければ打てる状況ですが、テイクバックを取るとネットにクラブが当たってしまう場合・・何か救済はあるのでしょうか? 赤杭範囲でなければ、ネットは動かさないの障害物ということで、カップに近づかないポイントに移動できるかと思いますが、赤杭内であった場合はいかがでしょうか?
よろしくお願いいたします

ワタナベさん

回答
ご質問ありがとうございます!
『動かせない障害物』(規則24-2)や『異常なグラウンド状態』(規則25-1)からの罰無しでの救済は、球がウオーターハザードやラテラルウオーターハザード内にある場合は受けることができません。アンプレヤブルの処置(規則28)についても同様です。ご質問のケースでは球がラテラルウオーターハザード内にあるので罰無しで救済を受けたりアンプレヤブルの処置をとることはできないので、そのままプレーするか、それが不可能であればウオーターハザードの救済(規則26-1)に従って処置する他ない、ということになります。
そのままホールの方向に向かってプレーするのが困難な場合、スイングできる方向で次打がプレーしやすい場所を狙って2打目をプレーするか、1打罰で最後に境界を横切った場所から2クラブレングスの範囲内でホールに近付かない場所があれば、そこにドロップしてプレーするのが最も良い策だと思われます。最後に境界を横切った場所から2クラブレングスの範囲内でホールに近付かない場所が無い場合も考えられ、その場合でウオーターハザードの救済を受ける場合は、ティーグラウンドに戻ってプレーするか、ホールと最後に境界を横切った場所を結んだ、そのハザードの後方延長線上(ネットよりホールから遠ざかった場所)にドロップすることになります。
もし、ラテラルウオーターハザード内で動かせない障害物からの救済のつもりで処置してプレーしてしまうと、ウオーターハザードからの救済(1打罰)で誤った場所からプレーした(2打罰)ものとみなされ、合計3打罰が課せられることになります。

Mr.golfbaka