Q:リプレースしてから動きだした球(ホールのふちにとまっていた場合) 2014.01.21

先日はありがとうございました。毎回楽しみに拝見しております。
以前御解答の関連質問ですが、パッテンググリーン上で、リプレースした球が自然に動いた場合はそのままでプレーで、当然その球がホールに入ればホールインとなりますとの御回答の時、ホールに近い場合は例外のような文章を見たような気がするのですが? 私の思い違いかもしれませんが、もしその件でのルールがありましたら教えてください。

つぎちゃんさん

回答
いつもご質問ありがとうございます!
球をリプレースした後、その球が自然に動きだした場合、球はあるがままの状態でプレーしなければなりません。ただしホールのふちに止まった球の場合は「規則16-2・ホールのふちからせり出して止まっている球」が適用されることになります。この規則16-2では、球がホールのふちに止まった時、プレーを不当に遅らせることなくホールに歩み寄った後10秒間待つことができる、としており、その間にホールに入れば最後のストロークで入ったとみなされますが、それを過ぎた場合は1打足さなければいけません。例えば、3打目のアプローチがホールのふちに止まったとします。そこからホールに歩み寄って10秒待つまでの間にホールに入れば、そのホールのスコアは3、それを過ぎたら4になる、ということです。ホールのふちに止まった球をマークして拾い上げリプレースしたら、その球は規則16-2でいうところのホールに歩み寄って10秒が経過した後の球と同じ扱いになります。そのため、ホールのふちにリプレースした後、自然に球がホールに入ったら1打足さなければいけない、ということです。これも例えてみますと、ショートホールで1打目がホールから5mに止まった場合、その球をリプレースしてから球が自然に動きだしホールに入ったらホールインワンということになりますが、1打目がホールのふちに止まり、マークして拾い上げた後リプレースしてから自然に動きだしホールに入った場合はそのホールのスコアは2ということになります。
ちょっと面白いルールですが、現状ではそのようになっています。ちなみにリプレースした後、アドレス後に動いた場合は突風や地震など明らかにプレーヤーが原因ではないと分かっている場合を除いて、1打罰でリプレースしなければなりません。先述の例では、ショートホールの1打目がホールから5mの場所に止まり、リプレースした後、アドレスをとってから突風や地震などはなく自然に動き出しホールに入った場合は1打罰で次打を3打目で元の場所からプレーしなければならない、ということになります。

Mr.golfbaka