Q:アドレス後に球が動いた時に、明らかにプレーヤー以外のものが原因とされるのは? 2014.01.14

規則18-2bアドレス後に球が動く、の件ですが、大事な試合でよくある事ですので再確認の為質問します。2012年規則ではプレーヤーがアドレス後球を動かす原因となっていない事が明らかであるとの証拠があれば、罰を受けないとなったとの事ですが、この球を動かす原因となっていないことが明らかであるとの証拠とは、どういうことでしょうか? 又アドレス後突風により動かされたという事が明白であれば罰はないとの事ですが、これも非常に証明はしにくいと思いますが? 又、アドレス後に自然な傾斜で動いた場合も明白に証明するとは難しい事と思います。単純に考えてプレーヤーがアドレス後でも地面を足で踏んで振動させたり、パター等の道具等で地面をたたいたりしない限り罰は受けないという考え方でよいのでしょうか?

つぎちゃんさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ゴルフ規則裁定集では、風や水、局外者といったものが球を動かしたことが明らかな場合はプレーヤーが原因でないとしていますが、重力の影響によって動いた場合はプレーヤーが原因とみなされるとしています。従ってアドレス後に傾斜によって動いた場合はプレーヤーに罰が課されることになります。
プレーヤー以外のことが原因で球が動いたかどうかを証明するのは難しいと思いますが、誰がどうみてもそれが原因であることが分かるような状況なら、そのように捉えて良いものと思います(必ずしも証明しなければいけないものではない)。例えば、誰もが感じ取れるような強風や地震などがあり「間違いなくその影響で球が動いた」と考えられる場合です。「強風が原因かもしれない」と考えられる程度ではプレーヤーが動かしたものとみなされます。なので、プレーヤーが地面を足で踏んで振動させたり、パター等の道具等で地面をたたいたりしていなくても、アドレス後に球が動いたら基本的にはプレーヤーに罰が課される、と捉えるべきです。ちなみに、球の動きに影響を及ぼす目的で故意に足で踏んで振動させたりすると規則1-2の違反となり2打罰が課されます。
プレーヤーが原因か、そうでないか、これには明確な線引はなく、その時の状況で判断するしかないと思います。
18-2b・アドレス後に動いた球
ゴルフ規則裁定集・18-2b/1

Mr.golfbaka