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慣性モーメント

ゴルフでは、クラブヘッドの動きを物理的に解説する場合に使います。慣性とは物体が同じ動きをしようとすること。モーメントとは点を中心とした運動量の大きさ。慣性モーメントは回転物の回転のしにくさを数値で表したものとなります。

【ヘッドの慣性モーメントとギヤ効果
ヘッドの慣性モーメントが大きいと、ヘッドが回転しにくいということになります。ここで言うヘッドの回転とはヘッドの重心位置を中心とした回転のことで、インパクト時にボールが芯からずれていると重心を中心にヘッドが回転し、それによりボールのスピンに影響が生じる現象がギヤ効果で、慣性モーメントが大きいとギヤ効果も小さく曲がりづらくなります。

【ネックを中心とした慣性モーメント】
ネック軸を中心とした慣性モーメントもあります。これが大きいとフェースを開いたり閉じたりしにくくなります。この慣性モーメント大きい利点はフェースの開閉が少ないから大きくぶれることはない点です。安定性はあるが操作性は悪いということになります。逆にこの慣性モーメントが小さいとフェースが開閉しやすく操作性は良くなりますが操作が上手く出来ないとミスの度合いも大きくなります。

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