Q:ウオーターハザードの救済の選択肢を教えること 2018.02.10

いつも勉強させていただいています。アドバイスについて質問させていただきます。
先月のラウンドで、Aさんはフェアウェイからセカンドショットを池に入れました。そこでラテラルウォーターハザードの処置として、1打罰でセカンドショットした位置へドロップしようとした所、Bさんは50ヤード程先の池に入った手前のラフから打てると言いました。Aさんはドロップをやめ50ヤード進んだラフから4打目を打ちました。この事はアドバイスに当たると思いますが、Aさんにペナルティーがつくのか、両者につくのか自信がなかったので声をかけられませんでした。正解をお教えください。また、ラテラルウォーターハザードの処置の選択肢を教えることはアドバイスにならないと思いますが如何でしょうか?

マッキーさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ご質問内容において、Bさんが救済の選択肢を教える目的であったのなら誰にも罰はつかない、と考えられます。結果的にAさんが50ヤード先の有利な状況から打てることになると、事前にBさんが分かっていたとしても規則を教えるだけですので問題ありません。規則の情報を越えプレーに影響する情報となるとアドバイスの違反になります。その時の状況による言いまわしによっても異なる問題かもしれませんが、以下のような違いがあります。

「50ヤード先の最後に横切った後方からもプレーできるよ」
→規則上の選択肢を教えるだけなので違反ではない

「50ヤード先で打った方が楽だよ。俺ならそうするな」
→戦略的なアドバイスが入っているので違反となる

Bさんが戦略的なアドバイスの意味も込めてAさんに教えた場合、Bさんがアドバイスの違反で2打罰を受けますが、Aさんはそれを参考にしてプレーしたとしても罰はありません。Bさんが勝手にアドバイスしただけ、と考えます。Aさんが罰を受けるのは”アドバイスを求めた場合”です。この場合も規則の事か、それを越えて戦略的なことになるか、によって罰の有無が異なります。例えばセカンド地点でドロップしようとしているAさんがBさんに対し・・・

「他にもドロップできる場所はあるの?」
→規則のことを聞いているので違反ではない

「横切った後方からプレーした方が楽かな?どっちの方がいいと思う?」
→戦略的な意見を求めているので違反となる

Mr.golfbaka