Q:ラテラルウオーターハザードからの救済で2クラブレングスの範囲内がカート道路上になる 2017.11.12

コースの谷越え地点はラテラルウオーターハザードになっており、谷を越えて右側のカート道路沿いにラテラルウオーターハザードの杭が走っており、打球は谷を越えてから右に転がり、道路そばの右側のラテラルウオーターハザードに入りました。この場合、ラテラルウオーターハザードを横切った地点から2クラブレングス以内にドロップをしようとしましたが右はラテラルウオーターハザード、すぐ左にカート道路があり、2クラブレングス以内のドロップが不可能です。後方の谷を越えた地点にはピンを結んだ後方線上箇所はあります。 この場合、後方線上を選択しなけらばならないのか、又はすぐ左の道路上に2クラブレングス地点を設定して、道路からの救済を用いてさらに左側のコース上に2クラブレングスの地点を設定しドロップできるものなのでしょうか。

hoshimiさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ラテラルウオーターハザードからの救済(規則26-1)を受ける時、前回プレーした箇所から打ち直す以外では、最後にハザードの限界を横切った箇所を基点として・・・
・ホールと基点を結んだ後方延長線上で、そのハザードの外側
・基点(またはホールから同距離にある対岸の地点)から2クラブレングスの範囲でホールに近づかないそのハザードの外側
にドロップ

といった処置があります。これらの処置をする際、球をドロップする場所は救済を受けるハザード以外の場所のコース内で、上記条件(後方延長や2クラブレングス内)を満たす場所であれば、どこでも良いことになります(他のウオーターハザード内やバンカー内でもOK)。また、このような救済を受ける際は、動かせない障害物や異常なグラウンド状態は考慮しません。カート道(動かせない障害物)も、ハザードの外にあればスルーザグリーンの一部として捉えるだけです。つまり、ご質問のケースで、基点から2クラブレングスでホールに近づかない範囲がカート道路上になるのであれば、カート道路上にドロップすることも認められます。カート道路上にドロップした後、カート道が障害となるような場所に球が止まったら、新たに動かせない障害物からの救済を受ければ良い、というわけです。
もし、基点(またはその対岸)から2クラブレングスの範囲内でホールに近づかない場所が存在しない場合は、その選択肢はとれないことになりますので、後方延長線上、あるいは前回プレーした場所から打ち直すしかない、ということになります。

Mr.golfbaka