Q:ホールに近づいて6インチプレースすること 2017.10.05

いつも勉強させて頂いております。
ローカルルーでスルーザグリーンは6インチプレースOKのオープンコンペがありました。暫定球のように、6インチプレースの宣言はしなくて良いのでしょうか? また、6インチホールに近づくプレースをした同伴競技者にホールに近づかないようにプレースすべきだと指摘しましたが、正しかったでしょうか?

マッキーさん

回答
ご質問ありがとうございます!
雨天が続いたりしてコース状況が良くない場合、プロの試合でもローカルルールを制定することがあります。その内容は「付属規則T(A)3b:プリファードライとウインタールール」を参考にして制定されるものと思います。この参考例によれば、球を拾い上げる際、マークすることは要求していますが、同伴競技者やマーカーに告げることまでは要求していません。また、プレースする球は元の場所よりホールに近づいてはならないことが記述されています。
ゴルフ規則の考え方に沿った6インチプレースというローカルルールであれば、マッキーさんの考え通り、ホールに近づかない場所にプレースするのが正しいかと思います。しかし一般的なコンペなどで使用する「6インチプレース」は、コース状態云々よりもお助けルール的な意味合いが強いかと思いますので、はたしてそのコンペのローカルルールではどのように定めているのか? といったところに依ります。例えば、晴天が続いていてコース状態は悪くないのに6インチプレースのローカルルールを制定する、あるいは前進4打のローカルルールを制定する、といったようにそもそもゴルフ規則の考え方的に認められないお助けローカルルールである場合もありますので、その詳細な内容については各々のコンペなどで決めてもらえば良いかと思います。
というわけで、もしそのローカルルールで『スルーザグリーンでは元の場所から6インチの範囲内でプレースできる』とだけしか記述がない場合、6インチの範囲で近づいても問題はない、ということになってしまいますが、付属規則から見るゴルフ規則の考え方からすればホールに近づくべきではない、というマッキ―さんの指摘は正しいかと思います。

Mr.golfbaka