Q:ウオーターハザードからプレーした球が自分に当たり出なかった場合の救済 2017.04.11

いつも勉強させていただいております。先日、テレビ中継で見た競技での疑問点にご解説願います。状況は以下です。
・ミドルホールのセカンドショットがラテラルウォーターハザード(lwh)に入る
・3打目がラテラル(lwh)から打てそうなのでソールせずに打った
・ショットが予想外の跳ね方をしてプレーヤーに当たり、再び同じハザード(lwh)に入る(境界線は超えていない)
・次打はセカンド地点に戻りグリーンオン

この場合のグリーンオンは何オンになるのでしょう? 疑問点は以下です。
・lwh→lwhの罰はつくのか?
・lwhで打って体に当たった罰(1打罰)は付くのか?
・lwhで打って境界線を超えなかった場合(空振りも含めて)元に戻る(セカンド地点)選択もあるのか? ちなみに中継では元の位置から打って上がってトリプルボギーとなっておりました(1パットか2パットかは失念しました)。私の解釈では3打目→ハザードの罰+体に当たった罰、計6オンとの計算であってますでしょうか?
ご解説のほどよろしくお願いします。

麻ポンチさん

回答
ご質問ありがとうございます!
6オンという計算であっています。まず、3打目をそのままハザード内からプレーしたことと、その球が再び(同じであろうと別のであろうと)ウオーターハザード内に止まったことについては、特に罰はありません。プレーした球がプレーヤー自身に当たったことについては規則19-2による1打罰を受けることになりますので、その時点で4打費やしたと捉えることができます。ですので、その球をそのままハザード内からプレーするなら次打を5打目としてプレーすることになりますが、もちろんウオーターハザードの救済を受けることもでき、この場合、規則26-2(ウオーターハザード内からプレーされた球がウオーターハザードやOBに止まった場合などを定めている規則)により1打罰を受け以下のウオーターハザード外の場所からプレーすることができます。

1.最後にウオーターハザードの外でプレーした場所からプレー
2.最後にウオーターハザードの限界を横切った場所を基点とした救済を受けてプレー

ご質問のケースでは、最後にウオーターハザードの外でプレーしたのがセカンド地点ですので、1の救済を受けるなら、1打罰を受けセカンド地点にまで戻ることができます。アンプレヤブルの処置では前回ストロークした場所に戻ることはできますが、それ以上遡ることはできません。それに対しウオーターハザードからプレーした球がウオーターハザードに止まった場合の救済については、2ストローク以上遡ることもあります。もしウオーターハザード内で何度もストロークして結局そのウオーターハザード内から出なかったとしても、1打罰を受ければ最後にウオーターハザードの外でプレーした場所まで遡ることができる、というわけです。
2の救済を受ける場合、『最後にハザードの限界を横切った場所』を基点としますので、ご質問のケースのように3打目が一度もウオーターハザード外に出ることなく、同じハザード内に止まった場合、その前のストローク(セカンドショット)でウオーターハザードに入った時に最後にハザードの限界を横切った場所を基点とします。
1と2は救済を受けてウオーターハザード外でプレーする場合ですが、もちろん、1打罰を受けウオーターハザード内の元の場所(3打目をプレーした場所)にドロップしてプレーすることも可能です。

Mr.golfbaka