Q：グリーン上で、同伴競技者の球が自分の球に当たりそうなので拾い上げる 2017.04.02
グリーン上でマークをした後、球を拾い上げるのを忘れてしまいました。別のプレーヤーが反対側からパットをする際に、カップを超えると球が当たってしまうラインにあったため、あわててパターで手前側に転がして球を取ってしまいました。そのプレーヤーはアドレスに入る前でした。この場合どのような罰則になりますでしょうか？
回答
ご質問ありがとうございます！
反対側のプレーヤーがプレーする前ですので特に罰はありません。反対側のプレーヤーがプレーし、その球が動いている時に球を拾い上げたのなら、球の動きに影響を及ぼすかもしれない状況で球を拾い上げたことにより罰を受けることになります（規則16-1bの違反による2打罰）。同伴競技者の球が動いている時でも、全く関係ない場所にある球なら拾い上げても問題ありません。
『動いている球の動きに影響を及ぼす可能性がある行動』というのは、結果的に影響がなかったとしても罰が課されることになります。例えば、同伴競技者がプレーして動いる球が、置いてあるバンカーレーキに当たりそうだったからという理由でレーキを退けたら、動かせる障害物について定めている規則24-1に違反したことになります。実際にはバンカーレーキのあった場所を通らずに結果としては影響を及ぼしていなかったとしても罰を受けます。ご質問のケースとは適用する規則が異なりますが、意味合い的にはほぼ同じようなものです。このように『動いている球の動きに影響を及ぼす可能性がある行動』でも違反とならないのは、プレーヤーの携帯品や、付き添われていたり抜いて置いてある旗竿を動かす場合です。これらは、球が動いている時に動かしても罰はないので、球が当たりそうな場合は退かすことができます。