Q:ウオーターハザードの杭は線の外側・内側どちらに立てるべきか 2017.02.04

いつもお世話になっています。
ウォーターハザードを示すために杭と線の両方が使われる場合、杭はそのハザードがウォーターハザードであることを示し、線はそのハザードの限界を定めるのはゴルフ規則、定義60に書いてあると思います。
先日、コース管理課の人に聞かれたのですが、杭は線のウォーターハザード側(内側)に立てるのが正しいのか、外側に立てるのが正しいのか? と質問を受けました。規則書、及び裁定集には記載がありませんでした。ウォーターハザード周囲の地形的な要素によって、各コース、各ホール、勝手に決めていいのでしょうか。

junkieさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ウオーターハザードが線によって定められていて、杭はウオーターハザードであることを示す場合、杭の設置場所に規則上の決まりはありません。私も詳しくは知りませんが、その状況によりけり、といったところではないでしょうか。実際、JGAのホームページにあるルールコラムのページ(こちら)を見ると、同じ競技でも状況によりウオーターハザード外に立てる場合(写真上)と、ウオーターハザード内に立てる場合(写真下)があることが分かります。
普段は杭でウオーターハザードの限界を定めているゴルフ場が、競技が行われる時に限界を明確にする目的などで線を引く場合、杭の外側に沿って引くことになるでしょうから(普段杭で定めている限界に沿わせるため)、移動しなければ杭は結果的にウオーターハザードの内側にあることになる、ということもあるかと思います。
杭は動かせる障害物です。ウオーターハザードの外にあろうと内側にあろうと、いつでも取り除くことができ、また取り除くことが直接的な原因で球が動いてもリプレースすれば罰はない、という点からしてみてもどちらに設置しても問題ないとは思いますが、必要最低限の本数で、できるだけプレーに影響しないような場所に設置するのが望ましいのではないでしょうか。

Mr.golfbaka