Q:同伴競技者に傘をさしてもらってプレーした場合 2017.01.21

援助についての質問です、宜しくお願いします。
片手で傘をさしたままパットをするのは問題なく、キャディーにさしてもらったままパットをすると2打罰ですが、傘をさしてくれたのが同伴競技者の場合、その同伴競技者にはどのような罰があるのでしょうか?

carlさん

回答
ご質問ありがとうございます!
同伴競技者に傘をさしてもらったままストロークした場合、プレーヤーが規則14-2aの違反で2打罰を受けることになります。同伴競技者については該当する規則がないので罰はない、ということになります。裁定例13-2/3313-2/36の考え方を参考にすると、同伴競技者が好意で勝手に傘をさそうとした場合、プレーヤーはストロークする前に分かっていればその行動を止めなければならず、そうしなかった場合、プレーヤーは罰を受ける、と考えるべきでしょう。一方で、もし、プレーヤーが知らない状態で、例えばストロークする時に同伴競技者が勝手に後ろからそっと傘をさした、というような場合にプレーヤーに罰を課すのは妥当ではないので罰はなし、と裁定すべきかと思います。
同伴競技者がプレーヤーのために傘をさそうとしたところ、プレーヤーが断ったにもかかわらず、同伴競技者が強引に傘をさした場合は、公正の理念に従い同伴競技者に14-2の違反についての罰を課すのが妥当な場合もあるかもしれません。これは、ストロークプレー競技では参加者全員の利害関係を保つ必要があるとした上で、同伴競技者の行為が規則14-2に違反してプレーヤーだけを有利にする可能性があるからです。このように該当する規則がない場合でも、状況に応じて相応な規則を適用させたりして罰を課したり罰を免除するのが『公正の理念』の考え方ですが、最終的には競技委員会の決定事項になります。

Mr.golfbaka