Q:同伴競技者から間違った処置を教えられた 2016.12.16

バンカーレーキにボールが寄り添った状態で止まり、レーキを取り除くとボールが動いたのですが、同伴プレーヤーが「新ルール」では動いた所で打つべしとの主張した。同伴プレーヤーの解釈に疑問を持ちつつもその主張に従った。同伴プレーヤーの解釈は間違いと思いますが、キャディーもおらずその場でルールを確認するすべがなかった状態で、どのように処置すべきだったでしょうか?

竹田弘明さん

回答
ご質問ありがとうございます!
レーキ(動かせる障害物・規則24-1)を取り除いたことによって球が動いた場合、罰はなくその球はリプレースしなければなりません。ご質問のケースでは、リプレースせずにそのままプレーしたとのことですので、規則24-1に従わなかったことによる誤所からのプレーで2打罰を課さなければならなかった、ということになります。
同伴競技者から間違った事を教えられ、そのために処置を誤っても、その責任はプレーヤーにありますので(規則6-1)、プレーヤーは罰を受けることになります。間違った事を教えた同伴競技者については特に罰はありませんが、もし意図的にプレーヤーに罰を課す目的でそのような事をしたのであれば、委員会はその同伴競技者を競技失格としても妥当かと思います。
処置について自信が持てない場合、ストロークプレーでは2つの球でプレーしていくことを認めています(規則3-3)。次の行動を起こす前、ご質問の場合だと動いた球をそのまま打つ前に、2つの球でプレーすることを決め、そのままの球と動く前の場所からの2つの球でプレーしていき、スコア提出前に委員会に報告すれば(必ずしなければならない)、委員会は「そのままの球は規則違反で、動く前の場所からプレーした方が正しいので、その正しい処置の球でのスコアを採用する」といった裁定を下すことになっていたわけです。

Mr.golfbaka