Q:暫定球の規則の「ウオーターハザードの外で紛失したかもしれない場合」の意味 2016.12.07

暫定球についての質問です。ルールでは、ウォターハザードの外で紛失の恐れがある場合やOBかも知れない場合に暫定球が打てるとあります。「ウォターハザードの外」と言う文言があるので、ウォターハザードの方に向かって行ってハザードの付近で紛失の恐れがあるときに暫定球が打てて、ウォターハザードがないコースでは、OBの恐れがある場合にしか暫定球は打てないと解釈する人が多いのですが、私は違った解釈をしています。ウォターハザードやOBがないコースでも背の高いラフや林の中に飛んでいって紛失の恐れがある場合には暫定球を打てると解釈しています。どちらが正しいのでしょうか?

齋藤繁美さん

回答
ご質問ありがとうございます!
結論から申し上げますと、齊藤さんの解釈で合っています。暫定球については規則27-2の中で、以下のように記されています。
『球がウオーターハザードの外で紛失したかもしれない場合やアウトオブバウンズであるかもしれない場合には、時間節約のため、プレーヤーは規則27-1に従って暫定的に別の球をプレーすることができる。』
これは別の言い方をしてみると、
球が紛失した可能性のある場合やアウトオブバウンズであるかもしれない場合には暫定球をプレーすることができる。ただし、球がウオーターハザード内で紛失した可能性があるというだけでは暫定球はプレーすることはできない。
といった感じです。

暫定球がプレーできる場合とできない場合のいくつかのケースを挙げてみます。

例1
ウオーターハザードの無いホールで球が深いラフの方に飛んで行って見つからないかもしれない
→暫定球をプレーできる

例2
球がウオーターハザードの方に飛んで行った。ウオーターハザードの周りは芝が短く刈り込まれていて林もないので、球が見つからないとすれば間違いなくウオーターハザードに入っている
→暫定球はプレーできない

球がウオーターハザードの方に飛んで行った。ウオーターハザードの周りはラフが長く、ウオーターハザードに入っていない場合でも紛失の可能性がある
→暫定球をプレーできる

Mr.golfbaka