Q:ラテラルウオーターハザード内の地面から球を打つ場合 2016.12.07

赤杭、赤線で示されたラテラルウオーターハザード内に球が転がり込みました。水の中までは転がり込まず、赤ラインを越えた草地に球が止まりました。そのまま無罰で打ちたいのですが草地にクラブをソールして良いのでしょうか? 水面にクラブは着けていけない事は知っていますが、赤線内の草地や地面等はどうなるのでしょうか?

t.takahashiさん

回答
ご質問ありがとうございます!
規則13-4では、球がハザード内にある場合、その地面やウオーターハザード(以降ラテラルも含む)内の水にクラブや手で触れることを禁止しています。ハザードとはバンカーかウオーターハザードのことをさしますので、バンカー内の地面、ウオーターハザード内の地面、ウオーターハザード内の水、にクラブや手で触れてはならない、ということです。ソールするということはクラブを地面につけることになりますので、ご質問のケースは規則13-4の違反となりストロークプレーでは2打罰を受けることになります。球の近辺が草地でソールしても直接クラブが地面に触れない場合でも、クラブの重みで自然に止まるところまで置いたのなら地面に付けたものとみなされます。
水に関してはウオーターハザードについてのみ規則13-4の対象となりますので、バンカー内の水(カジュアルウオーター)に触れても罰はありません。ウオーターハザード内についは、例えば通常は水の無いウオーターハザードの草地の部分に大雨で水溜りができていた場合、その水溜りは”ウオーターハザード内の水”でありカジュアルウオーターではありませんので、このような水溜りにクラブや手で触れることは規則13-4に違反することになります。
この規則13-4はストロークする時以外に適用されます。ストロークとは球を打つ意志を持って行われるクラブの前方への動作であり、バックスイングは含まれません。従って、球を打つ瞬間にクラブが地面に触れることは当然違反とはなりませんが、バックスイングの時に地面に触れた場合は違反となります。規則13-2で扱っている『ライ、スイング・スタンス区域、プレーの線の改善』では、バックスイングの時に改善があってもそのままストロークした場合は罰が無い、という点で異なりますので、混同しないように注意が必要です。

Mr.golfbaka