Q:防球ネットの上に球が止まり、その真下の部分のネットは動かせる場合 2016.12.01

質問です、よろしくおねがいします。
ティーショットが右に飛び隣のホールの打球防止用ネットの上部に引っかかり取れない状況でした。自分の球であることは確認できました。またこのネットの下部は地面に弛んだ部分が多くあり地面を覆っています。球が引っ掛ている真下はこの弛んでいるネットの部分になります。このような状況での処置ですが、どのように考えるのがよいのでしょうか?
@動かせない障害物とし球の真下を起点としてネットが避けられる通常のニヤレスポイントを決める(起点は弛んだネットの上)
A球の真下が弛んだネットであるので動かせる障害物の上にあるものとしてネットをどけ球の真下にドロップする
どちらを選択すればよろしいのでしょうか、またどちらの選択でも良いのでしょうか。他のケースとして球の真下にネットの弛んだ部分がなく真下がラフの場合はどのよに処置するのが正しいのでしょうか、長くなってすみませんよろしくお願いします。

carlさん

回答
ご質問ありがとうございます!
一番肝心なことは、その防球ネットが委員会によりどのように定義されているか、ということです。それが明確であれば処置に困ることはないのですが、それが分からない場合、ということですね。しかし、一般的に防球ネットは支柱などもあることから動かせない障害物になるかと思います。動かせない障害物の一部分が動かせる状態になっているわけですが、救済を受ける場合はその障害物全体を動かせない障害物とみなして処置するのが最も適切かと思われます。
ご質問のケースでは、球が止まっている場所の真下に球があるものとして、その場所を基点としてニヤレストポイントを決め処置する(@の処置)、といった流れになるかと思います。球が障害物の上などにあり地面に触れていない場合、その垂直距離は無視されるからです。もし、球の真下の地点にその弛んだネットがなく、支柱など障害となるものが他にもない状況であれば球の真下の地点がニヤレストポイントとなります。注意すべきは、その弛んだネットの状態を先に変えることで救済のニヤレストポイントが変わるようなことはしない、ということです。あるがままの状態でどのようになるか、ということです。
もし、球が地面にあり、スタンスが弛んだネットにかかるような場合は、”動かせない障害物の中の動かせる部分”を動かすこともできます。
参考裁定例・24-2b/15.324-2b/15.5

Mr.golfbaka