Q:勘違いで不使用宣言したクラブを加える 2016.12.01

いつも楽しく勉強させていただいております。
質問ですが、プレイヤ−Aがスタート前にクラブを15本持ってきてしまったので、同伴競技者にウェッジ1本を不使用宣言し傘入れに入れておきました。2ホールほど過ぎたところでクラブの数を確認したところ、自分の勘違いで本数は14本で違反してなかったので、同伴競技者に先ほどのウェッジを使用すると宣言してプレーしました。プレー終了後競技委員に話があり、他の競技委員は不使用宣言したクラブを使用したので違反じゃないかとありました。私の考えでは不使用宣言した根拠が超過クラブの場合であり、今回のケースでは14本までであり使用しても問題ないと思っていますがいかがでしょうか。
それから規則4-4a,4-4bの違反の罰についてですが、プレー終了後に超過クラブの違反が分かった場合でも((違反があった各ホールに対して2打。ただし、1ラウンドにつき最高4打まで(違反があった最初の2ホールに各2打の罰))でよろしいのでしょうか。
以上よろしくお願いいたします。

hironomoさん

回答
ご質問ありがとうございます!
まず、不使用宣言(規則4-4c)についてですが、規則4-4cでは、14本を超えるクラブを持っていた場合(規則4-4)、また、そのコースでプレーしている他の人が使用するつもりで持っているクラブや、当人のために持ち運ばれている部品を組み立てて作られたクラブを加えた場合(規則4-3、4-4)に、その違反に気付き次第、該当するクラブを以降使用しないことを宣言しなければならないことを定めています。ご質問のケースでは単にプレーヤーの勘違いで不使用宣言をしただけであり、規則4-4に違反しているわけではないので4-4cは適用されない、ということになります。というわけでhironomoさんの解釈通りで問題ないかと思います。
プレー終了後に違反が分かった場合についてもその通りです。最初の2ホールをプレーした時点で罰は上限に達しており、後はラウンド中にプレーヤーが気付いた場合は即不使用宣言をしなくてはなりませんが、気付かなかった場合は不使用宣言は関係ありません。この場合、結果的に1ラウンドを15本のクラブを全て使用して終えても、最後まで気付かなければ4打罰ですむことになります。
一つ前の水掫正平さんの質問の中でも書いてあるのですが、もし、違反クラブ(例えば高反発ドライバー)を持ち運んでいた場合、使用しなければ持ち運んだことに対する罰(1ホール2打、上限4打)は超過クラブとほぼ同じですが、使用した場合は競技失格となります。

Mr.golfbaka