Q：マッチプレーで相手に処置を聞かれる 2016.11.27
いつもありがとうございます。
先日のマッチプレーでのことですが、カート道からの救済で、ニアレストが修理地なのに、それを飛び越えてニアレストを決めました。相手に「ここでいいですか」と聞かれ、違うとはいえず何も言いませんでした。相手はそのまま打ちましたが、その時の対応に困りました。この場合いいですよと言ってしまえば、確認したことになり誤所からのプレーではなくなりますか、また何も言わず、打ってから指摘してもいいのですか？ よろしくお願いします。
回答
ご質問ありがとうございます！
マッチプレーでは、規則を無視することをお互いに合意することは認められませんが、規則の無知などによる相手の規則違反を無視することは認められています（規則2-5）。「ここでいいですか」と聞かれた問いに対し「いいですよ」と答えれば規則違反を黙認したことになり、マッチプレーの性質上、相手は罰無しでプレーすることになり、相手のプレー後はこの事に対するクレームはできなくなる、と考えて良いと思います。では、何も答えなければどうでしょうか？ この場合は当然、相手は誤所からプレーしたことにより、その瞬間にそのホールの負けとなります。勝敗に左右することですから、答える答えないはプレーヤー次第で良いと思います。そもそも規則を知っておくことはプレーヤーの責任ですし、マッチプレーでは規則を知っている者の方が有利なケースが多々あります。ご質問の場合も、相手は救済処置が不明確なら救済を受けずにあるがままでプレーすることもできるわけで、敵であるこちらに聞いてくるのは少々甘い点があります。また、こちら側としては相手の利益になるようわざわざ救済処置を教える必要はない、ということも言えます。ただ、そこまでピリピリとした雰囲気の中でやっているわけではないのなら、教えてあげるのもまた良いのではないかとも思います。