Q:バンカー内の排水管からの救済 2016.10.12

バンカー内の排水管について質問です。ホームコースのバンカー内には、排水用のパイプがあるのですが、砂の面より15センチほど垂直に飛び出しております。バンカー内の排水溝に対する救済を調べたところ、「スタンスががかかる場合」の救済はあるのですが、ボールが排水管に近くて打てない、または寄り添った場合の救済が見当たりません。このような状況での無罰での救済は無いということでしょうか?

某コース競技委員さん

回答
ご質問ありがとうございます!
バンカー内の排水管は『動かせない障害物』として扱っているのが普通かと思います。バンカー内の動かせない障害物ですので、意図するスイング区域またはスタンスが妨げとなる場合も規則24-2の救済を受けることができます。救済を受ける場合、以下のどちらかの救済を受けることができます。
・同バンカー内でニアレストポイントから1クラブレングス以内でホールに近づかない場所にドロップ(罰無し・規則24-2b(A)(a))
・ホールと球を結んだ球の後方延長線上でそのバンカーの外にドロップ(1打罰・規則24-2b(A)(b))
まずあり得ないとは思いますが、もしその排水管を『コースと不可分の部分』として扱っている場合は規則24-2の救済は受けられないので、そのままプレーするか、それが難しければアンプレヤブルの処置をとることになります。

Mr.golfbaka