Q:認められない状況でインプレーの球を拾い上げてリプレースせずにプレーした場合の罰打 2016.09.12

こんにちは。楽しく利用させてもらっております。

(以下当HPの問題)
第2問
スルーザグリーンで、動かせない障害物からの救済でドロップした球が、ニアレストポイントよりホールに近づかず、落ちた地点から2クラブの範囲内で再ドロップの必要がない場所に止まったにもかかわらず、プレーヤーは勘違いして再ドロップしてプレーしました。罰の有無は?
あなたの回答・・・再ドロップの必要がないインプレーの球を拾い上げてリプレースしなかったことにより2打罰
正解

【解説】
再ドロップの必要がない場所に止まったということは、とくに他に拾い上げる理由がない限り(例えば他の障害にかかる等)、その球を拾い上げることはできません。規則が認めていない状況で拾い上げたことに対し1打罰、その球はリプレースされなければならなかったのですが、リプレースしなかったことにより計2打罰となります。


この場合、インプレーの球を触ったことの1打罰、誤所からのプレーの2打罰、計3打罰となりませんか? 何か解釈が違うのでしょうか。
教えてください。宜しくお願いします。

むろさん

回答
ご質問ありがとうございます!
再ドロップの必要がなく、他に拾い上げて良い理由がない状況でインプレーの球を拾い上げているので、プレーヤーは規則18-2に従い1打罰でリプレースしなければならなかった、ということになります。そして、リプレースしなかった場合は規則18-2で定めている正しい処置(リプレース)に従わなかったことによる誤所からのプレー(規則18の一般の罰に該当)で2打罰を受けることになります。つまり、これだけで考えるとご質問にあるように計3打罰となるのですが、規則18では次のようにも定めています(規則18より抜粋)
『球をリプレースしなければならないのにリプレースしなかったり、球の取り替えが許されないのに規則18に基づいて取り替えられた球をストロークしたときは、プレーヤーは規則18の違反に対して一般の罰を受けるが、この規則に基づく罰の追加はない』
これは、誤所からのプレーの2打罰を受ける場合、インプレーの球を拾い上げたことによる1打罰は追加されないことを意味しています。このケースと対照的となるのが、アンプレヤブルやウオーターハザードの処置で誤所にドロップしてプレーした場合です。この場合、誤所からのプレーの2打罰にアンプレヤブルやウオーターハザードの処置の1打罰を追加して計3打罰となります。

Mr.golfbaka