Q:ドロップする際のクラブレングスを測るクラブ:後方延長線上にドロップする場合の再ドロップ 2016.07.29

質問は二つあります。過去に回答例があれば、教えて下さい。
Q1:ドロップ後に転がった距離を測定について
・各種ドロップ時、「2クラブレングス以上、転がった場合、再ドロップ」とありますがこの2クラブを測定するときの使用クラブは、どのように考えればよいのでしょうか? ドロップ後に使用するクラブが妥当のような気がしますがドロップ後、ボールのライが悪い場合はパターを使って測定した場合、再ドロップできてしまう場合も考えられます。
Q2:アンプレアブル宣言後のドロップ範囲について
・アンプレアブル宣言後、ホールとボールを結んだ後方へのドロップを選択し、ドロップ地点を決め、その地点にティマークをさしました。ドロップ範囲は、そのティを起点にホールを結んだ真後ろだけなのか、またはドロップ結果、さしたティよりホールに近いところへ転がってしまった場合、または、ドロップ後、2クラブレングス以上、転がってしまった場合など、ドロップ地点のティを起点としてドロップ範囲は、どのように考えれば、よろしいのでしょうか? よろしくお願いします。

ゴルフ大輔さん

回答
ご質問ありがとうございます!
Q1
ドロップ範囲を決めるクラブレングスを測るためのクラブはプレーヤーが使用している14本以内のクラブであればどれでも構いません。ただし、1回の救済では1種類のクラブレングスだけが適用されることになります。例えば、カート道からの救済でニアレストポイントから1クラブレングスをドライバーで測ったとします。ドロップしたところ落下地点より2クラブレングス近く転がって止まった場所がライの悪い場所だったときに、ドライバーで測れば2クラブレングス以内だが、パターで測ると2クラブレングス以上転がり出ていた場合、最初にドライバーでクラブレングスを測っているので、その救済の間は“クラブレングス”=“ドライバーの長さ”となり、パターの2クラブレングスを超えていても再ドロップとはなりません。

Q2
アンプレヤブルでホールと球を結んだ球の後方延長線上にドロップする場合、基点として考えなければならないのは球のあった場所です。ティーなどでマークするなら拾い上げた球の場所にマークすべきでしょう。スルーザグリーンの球についてこの処置をする場合は、ティー(球のあった場所)より後方延長線上であればいくらでも下がることができます。コース内(OBではない場所)である限りどこまで下がっても良いです。ホールまで60ヤードの地点でアンプレヤブルを選択し、100ヤードの距離が得意だからという理由で40ヤード下がっても問題ありません。
このように後方延長線上にドロップする場合で、基点(元の球の場所)より2クラブレングス以上後方でドロップした場合は、最初に地面に落ちた場所から前方に転がってもそれが2クラブレングス未満であれば再ドロップとはなりません。基点の1クラブレングス後方にドロップして、それが1.5クラブレングス前方に転がったのなら、基点よりホールに近づくことになるため再ドロップすることになります。

Mr.golfbaka