Q:股の間を通す打ち方は違反となるか? 2016.06.24

16-1eではパッティンググリーン上において、パットの線やその後方延長線を跨いだスタンスでのストロークは2打罰と書いてあります。先日同伴競技者が深いバンカー近くにあるボールに対して、通常のスタンスをバンカー内に取ると、球はほぼ目の高さになるような状態でした。プレーヤーは球を左右の足の間に置き、自分の股間を通してショットしました。規則14-1aに書いてある、押し出したり、かき寄せたり、すくい上げていない場合、規則違反ではないのでしょうか。

junkieさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ゴルフは球を打つ際、円運動でクラブを動かし、クラブと球の接触時間は瞬間的、というのが基本です。規則14-1aでは、これに反する打ち方を認めないように定めています。「押し出す」は、例えばビリヤードのような打ち方が該当し、「掻き寄せる」「すくい上げる」は、球にクラブを添えて球を掻き寄せたり、すくい上げるような方法を禁止しています。
ご質問のケースでは、構えた時に体の正面にある球を、自分の股の間を通して後方に打ったものと思いますが、その時に通常のスイング同様、球にクラブヘッドが当たるまでの助走距離がある程度あり、クラブと球との接触が瞬間的であるなら何ら問題ありません。
規則16-1eについては、パッティングの際に、クロケットというスポーツで行われるタイプのストローク方法と同じストロークを禁止するのが目的のようで、グリーン外では飛球線やその後方延長線上を跨いでストロークすることを禁止していません。

Mr.golfbaka