Q:マッチプレーでコンシードされた後にプレーを続けること 2016.06.01

マッチプレーでコンシードされた後のプレーについての質問です。2014.9.20及び.5.7の質問・回答がありますが、そのなかで、7-2「ホールの結果が決しているのにプレーを続けても、そのストロークは練習ストロークではない」とあります。これはマッチプレーを想定している内容と思われますが、練習ストロークではないとすると何なのでしょうか? 通常マッチのコンシードの場合はショートパットのコンシードが殆どで、コンシード後のプレイもショートパットを想定しての質問だと思うのですが、もしバンカー内でコンシードされればバンカーショットを引き続きプレイしても良いという解釈でしょうか? 又30/6でフォアボールの裁定がありますが、ここでは相手のホールアウト前に練習ストロークをすればエチケット違反とされています。シングルマッチのコンシード後のストロークもショートパットの練習の意味が十分あると思います。もしどうしても残りのパットを入れたければ相手がホールアウト後に練習として行うのがマナーではないでしょうか? シングルマッチでもエチケット違反となれば、忠告を無視して相手のホールアウトを待たずにコンシード後にプレイをたび重ねる人に対し、重大なマナー違反で競技失格を課すことは妥当でしょうか?

igarashiさん

回答
ご質問ありがとうございます!
マッチプレーは、コンシードすることでホールアウトせずにそのホールのプレーを終わらせることができますが“ゴルフゲームは、規則に従って1つの球をクラブを使ってティーインググラウンドからプレーし、1回または連続する複数回のストロークでその球をホールに入れることから成る”(規則1-1)といったゲーム性であることからすれば、コンシードされてもそのホールをホールアウトする権利がプレーヤーにはある、ということが言えるのではないかと私は思います。そう捉えると、ご質問内容にあるようなバンカーショットも引き続きプレーし、それが結果的に練習と同等の効果が得られようと罰はない、と考えて良いと思います。しかし、バンカーショットの練習をしたいという理由で、わざとバンカーに入れたり出したりして、いつまでもホールアウトしないでプレーを続けたら、それはもはやホールに入れることを目指していないストロークであることから、“そのホールのプレーを続ける“ではなく、単なる練習とみなされるかもしれませんし、不当の遅延にもなってくるかと思います。30/6の裁定では同じ組の他のプレーヤーがまだホールアウトしていない時に練習していることについてエチケット違反としていますが、マッチでコンシードされた後にプレーすることについて、それだけでエチケット違反とするのは妥当とは思えません。そのホールの引き続いてのプレーとは言えないようなプレーをした場合には、該当する罰を与えるようにするのが良いのではないでしょうか。

Mr.golfbaka