Q:2打罰のところを知らずに1打罰としてスコアを提出した場合 2016.05.18

2016年から「規則6-6d.例外 スコアの誤記」が改定されたと思います。
“この新しい例外は、競技者がスコアカードを提出する前に罰を受けていたことを知らなかったために、1打または複数の罰打を含めなかったことにより、どのホールであっても実際よりも少ないスコアを提出していた場合、競技者は競技失格とはならないことを規定している。その代わりに、競技者は該当する規則に基づく罰と、その競技者が規則6-6dの違反をした各ホールに2打の追加の罰を受ける。
6-6 d スコアの誤記
競技者は、自分のスコアカードに記入された各ホールのスコアが正確であることについて責任がある。
 競技者があるホールのスコアを真実のスコアよりも少なく申告した場合、その競技者は競技失格となる。競技者があるホールのスコアを真実のスコアよりも多く申告した場合は、そのホールのスコアは申告どおりとする。
例外:どのホールであっても、競技者がスコアカードを提出する前には罰を受けていたことを知らずに1打または複数の罰打を含めなかったために、真実よりも少ないスコアを提出していた場合、その競技者は競技失格とはならない。このような状況では、その競技者は該当する規則に規定されている罰と、その競技者が規則6-6dに違反をした各ホールに対し2打の追加の罰を受ける。該当する罰が競技失格である場合にはこの例外は適用しない。”
 2013/10/4 (第46回)日本女子オープンゴルフ選手権競技 第2ラウンド 永井奈都さん のような場合には 今年からだったら 失格ではなく 更なる2罰打追加ですむようになったのだと思います。
 http://www.jga.or.jp/jga/jsp/2013/07-0/news_detail_8323.html
 ただし『罰を受けていたことを知らず』とありますので、罰打数を間違えた場合にはどのように裁定されるのでしょうか?
 2015/5/22 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 初日 鈴木愛さん の場合、
 http://www.pargolf.co.jp/tour/LPGA/6809/news/round/2/detail/111438 2打罰だったのを1打罰でスコアーを提出してしまった場合 『罰を受けていたことを知らず』にはあてはならないと思います。しかし「2打罰ということを知らずに、1打罰と勘違いした」なので “知らず”の定義によっては 失格にはならないのかなと考えられなくもありません。裁定集を見ても載っていなかったのですが、どのようになるのでしょうか、教えてください。

好也厭離さん

回答
ご質問ありがとうございます!
2打罰であったところを規則を知らずに1打罰としてしまった場合も6-6d例外に含まれます。この場合、足りない分の罰に更に6-6dの2打罰を加えたスコアがそのホールのスコアとなります。
参考:JGAルールコラム

Mr.golfbaka