Q:グリーン上でリプレースしようとしても球が止まらない 2016.03.28

グリーン上で、マークして拾い上げたボールを、自分の打順が回ってきたのでリプレースしようとしたところ、マークした位置に止まらないので、そのまま何度もリプレースしなおしました。プロの試合でも、パッティングのライン上にボールのラインを合わせようとして、何度かリプレースしているシーンを見ることがありますが、グリーン上でのリプレースは、マークを動かさなければ、何度でも可能なのでしょうか。グリーン上でリプレースする場合、どの時点からインプレーとなり、リプレースが誤所となってしまうのでしょうか。

しゃちくんさん

回答
ご質問ありがとうございます!
普通に球が止まる場所であれば、球のラインを合わせるためにリプレースを何度しても特に規則違反とはなりませんが(その都度マークして拾い上げていると考えることができる)、傾斜などで元の場所に球が止まらない場合は規則20-3dに従って処置しなければなりません。規則20-3dでは、リプレースしようとした球が止まらない場合、再度リプレースを試みて、それでも止まらなければ、ホールに近づかずに元の球の位置に最も近くで球が止まる場所にプレースしなければならない、としています。つまり、しゃちくんさんの場合も、最初にリプレースしようとして止まらず、もう一度リプレースをしようとして止まらなかった時点で、ホールに近づかずに元の球の位置に最も近くで球が止まる場所にプレースしなければならなかった、ということになります。
プレースやリプレースをする際、球が止まれば、その球は即インプレーとなります。誤った場所にプレースやリプレースしたとしてもその球はインプレーとなりますが、誤った場所にプレースやリプレースした場合、プレーする前であれば誤りを訂正し、正しい場所にプレースやリプレースをし直してプレーすることが認められています(規則20-6)。誤りを訂正せずにそのままプレーした場合は誤所からのプレーにより罰を受けることになります。

Mr.golfbaka