Q:カート道からの救済のニアレストポイントがマンホール上になっても良いか? 2016.03.07

いつも楽しく勉強させていただいております。初歩的な質問で恐縮ですが、確認のために質問お願いします。
『動かせない障害物』からの救済の際の処置にて状況は以下です。
・球はカート道路上にありました。カートすぐ右には1m四方くらいの鉄のマンホールのような蓋があります。カート右、左と両側にニアレストポイントを探し、球に近い方がニアレストポイントとなることは理解できます。そこで以下質問をお願いいたします。
1、カート右にニアレストポイントを探す場合、マンホール上がニアレストポイントになるのか?(マンホール上にニアレストポイントを決定→マンホールからの救済の処置)カート左のポイントより近いのでここがカート道路からの救済のニアレストポイントで正解か?
2、マンホールのすぐ後ろにスタンスして打てる場所があるのでそこをニアレストポイントとして良いのか?(マンホール上のニアレストポイントより遠い)カート左のニアレストポイントより遠いのでカート左がニアレストポイントとなるのか?
2つの障害からの同時救済は受けられないので、1が正解のような気がしますが、処置にかかる時間などで2の処置をよく見かけるのですが、間違った処置という認識でよろしいでしょうか?
少しわかりにくい説明ですが、『動かせない障害物上もニアレストポイント候補になるのか?』をご教示くださいませ。 よろしくお願いします。

麻ポンさん

回答
ご質問ありがとうございます!
お察しの通り、動かせない障害物上もニアレストポイント候補となり、また2つの障害から同時に救済を受けるようなことは特別な場合を除き認められないので、1が正しい処置となります。厳密にはマンホール上のニアレストポイントを決めた後にマンホールからの救済を受けるのではなく、そこから1クラブレングス内のドロップ範囲に実際にドロップし、その球をプレーする際にマンホールによる障害が生じているなら新たにマンホールからの救済を受けることができる、といった流れになります。
2の処置は誤った場所にドロップすることになるので、そのままプレーしてしまうと、動かせない障害物からの救済について定めている規則24-2に違反したことによる誤所からのプレーで2打罰を受けることになります。
ただし、マンホールがカート道のすぐ横にあるような場合、委員会で「カート道に隣接するマンホール(排水枡?)はカート道の一部とみなす」といった規定が設けられている場合もあるかと思います。そのような場合はマンホールも同時に避ける場所で処置しなければなりません。

Mr.golfbaka