Q:違反をプレーヤーに告げること・告げるタイミング 2016.02.19

競技委員として、プレーヤーの競技失格の違反行為(距離測定器の使用)を発見し、当人にそのホール終了後に告げた。プレーヤーは残りのホールをそのままプレーしスコアカード提出時に委員にその旨告げたら競技失格の判定でした。質問は失格の行為を発見次第プレーヤーに告げ、その場でプレーをやめさせてもいいのかどうか、また、ペナルティ行為発見時もそのホールで告げていいのか正しい処置を教えてください。

佐藤良博さん

回答
ご質問ありがとうございます!
違反は、もし可能であれば事前に防ぐことがベストですが、それができず違反をした後に発見した場合、速やかに告げるのが良いと思います。とはいえ、無理にすぐに告げる必要もないので、例えばホールのプレー中であればそのホール終了後とかでも良いと思います。競技失格の罰の場合、それが著しいマナー違反や危険行為に結び付くような事であれば、プレーをやめさせるべきかとは思いますが、ご質問のケースのようにプレーヤーが知らずに競技失格の罰を犯していた場合、せっかく1日空けてゴルフをするためにゴルフ場に来ているわけですし、プレー代の支払いも免れることはないでしょうから、競技失格であることを伝えたとしても、その後のプレーを続けてもらって良いのではないでしょうか。競技ということですので誰かのマーカーもしていることでしょうから、最後までマーカーを続けながらプレーをしてもらえば良いかと思います。
距離測定器については、使用しても良いと思っている人が意外と多いですね。ローカルルールで距離測定器の使用を認めた場合にのみ使用できるわけですが、本年の規則と裁定の改正で距離計測器の使用については、その他の機能(傾斜などの計測)が付いていてもそれを使用しなければ認められるようになりました(2015年までは距離計測以外のプレーに影響することを計測する機能が付いているものは使用できなかった)。スマートフォンなど、色々な機能がついた機器が一般的に普及したことで規則も対応したようです。

Mr.golfbaka