Q:「アドレスしたあとで動いた球」が削除されたことに関して 2016.01.13

いつも質問させていただき、ありがとうございます。2016年ゴルフ規則の変更で、「アドレスしたあとで動いた球」が削除されました。アドレス前・後の区別がなくなったと思いますが、いろいろなケースで球が動いてしまう場合があります。以前にも質問(2014.11.13)したことがありますが、次のときの罰則とその時の対処(そのままプレーか、リプレースか)を教えてください。
@グリース上で、明かにプレイヤーが原因ではなく、風で球が動いた。
Aグリーン上で、明かにプレイヤーが原因ではなく、無風で重力等で球が動いた。
Bグリーン上で、ボールには触らないが、ソールした後でボールが動いた。
Cラフやフェアウェーでも、@〜Bのように動くとき、同じ対処なのでしょうか。
これ以外で、懸念されるケースがありましたら、例示いただければありがたいです。よろしくお願いします。

ヨシオさん

回答
ご質問ありがとうございます!
@とAについては「罰無しであるがまま」となります。Cについてはグリーン上でもスルーザグリーン(フェアウエイやラフなど)でも同じです。Bは状況によって異なります。2016規則で『規則18-2b・アドレスした後で動いた球』が廃止されたことにより、この事に関する新たな裁定(18-2/0.5)が加わりましたが、その中では、球が動いた原因がプレーヤーにあるかどうか明白でない場合、様々な状況を考慮した上で、「どちらかと言えばプレーヤーが動かしたと思われる」と考えられる場合、プレーヤーが原因になることを示しています。私の勝手な感覚ですが
「プレーヤーが原因の可能性」>「プレーヤーが原因ではない可能性」
「プレーヤーが原因の可能性」<「プレーヤーが原因ではない可能性」
2つを天秤にかけてこのようにイメージすれば良いのではないかと思っています。ただ、それらの可能性についての重さは裁定する人の感覚によって異なってくることもあるので、紛らわしいケースではその場その場の裁定に委ねられることになるかと思います。その結果、プレーヤーが原因とみなされれば1打罰でリプレース、そうでなければ罰無しであるがままでプレー、となります。

Mr.golfbaka