Q:スパイクに付いて固まった霜 2016.01.13

冬場の早朝のグリーン上は、先にラウンドした人のスパイクに付いていた霜と枯芝が一つになって落ちている事が多くあります。これらがパットのライン上にある場合は無条件で拾い上げて問題は無いのでしょうか。グリーン上のルースインペディメントの枯芝は取り除けるが霜はダメという事は無いのでしょうか。

kenちゃんさん

回答
ご質問ありがとうございます!
まず規則では、雪や自然の氷はルースインペディメントあるいはカジュアルウオーターとしてプレーヤーが任意に選択して処置することを認めていますが、露と霜に関しては雪や自然の氷とは扱いが異なり、プレーに影響する露や霜をティーグラウンド区域以外の場所で取り除いたりすると規則13-2の違反(ライ、スイング・スタンス区域、プレーの線の改善)により罰を受けることになります。露や霜といった自然現象はそれらによってゴルフがプレーできなくなるわけではなく、特別変わった状況ではないので、あるがままの状態でプレーすべき、といった考え方が基になっているものと思います。
さてそこでご質問のケースです。スパイクに付いて固まったような状態の霜は、自然現象の結果でできた霜とは明らかに異なる物になっています。水の凍った結晶が地表に自然現象の結果として存在するものが、ゴルフ規則でいうところの『霜』ですので、それらが掻き寄せられた結果できたものは、雪、あるいは氷として扱うことができる、と考えられます。そうなるとルースインペディメントとして取り除いても問題ない、ということになるかと思います。

Mr.golfbaka