Q:競技が終わった後にエージシュート達成者が違反をしていたことに気付いた 2015.12.16

ホームコースの競技会で救済処置を受けられない状況で救済を受けた同伴者がエージシュートをしました。私は同伴者の救済処置が余りにも自然に行われたので気がつかずにいました。葭葉プロの失格のニュースを聞きルールブックを再確認のため読んでいたら、救済されない状況であったにも関わらず救済を受けていたのがわかりました。一ヶ月がすぎ又エージシュートなのでどの様に対処すれば良いのか悩んでいます。シングルプレイヤーでエージシュートをするような上級者がルールを理解していないことが納得できませんが、お年寄りを余り追い込みたくないとも思っています。良いアドバイスをお願いします。

棚部達雄さん

回答
ご質問ありがとうございます!
ストロークプレー競技終了後に違反が発覚した場合、該当プレーヤーが競技終了時点前に違反をしていたことを知っていたかどうかが問題となります。知らなかった場合は競技結果は変らずそのままとなります。ご質問のケースでは、そのお年寄りプレーヤーが正しく救済を受けてプレーしたと思っていて、そのまま競技終了となっていたのであれば競技結果はそのまま、ということです。もし、競技終了前に違反をしていたことを知っていて、そのことが競技終了後に発覚した場合、規則34-1bに従い、そのプレーヤーは過少申告で競技失格となります。
ちなみにご質問のケースではもう遅い話ですが、スコアカード提出後で競技終了前に違反が発覚していたら、プレーヤーは過少申告で競技失格となっていました。これは規則6-6dによるものですが、2016年からは、規則6-6dに例外が加わり、スコアカード提出後でも、プレーヤーが罰を受けていたことを知らずに過少申告していた場合は、該当する違反の罰と更に規則6-6dによる追加の2打罰を加え、競技失格とはならないよう軽減されることになります。
実際のところはどうだったのかは私は知ることができませんし、棚部さんとお年寄りプレーヤーとの関係やクラブとの関わりなどあるでしょうから、あくまで私の個人的な意見になりますが、誰か(お年寄りプレーヤーや競技委員など)と今回のご質問の件について話することがあるのなら『そのお年寄りプレーヤーが違反をしていたことを知らなかった』ということを前提に上記の規則を踏まえてお話したらどうでしょうか? 恐らくその可能性が高いと思われますし、そうであれば結果はそのままです。万が一そのお年寄りが自分が有利になりたいがために救済を受けられないことを知っていて受けていたことが発覚してしまったら・・・ということはないことを信じたいですね。

Mr.golfbaka