Q：バンカー内の水たまりでクラブを洗う 2015.12.13
いつも参考にさせていただいております。先日の雨天の競技会での同伴競技者のバンカー内の行為についての質問です。バンカーは雨で一部水たまりが出来ています。プレーヤーはバンカーショットを行いましたがボールが戻ってきて再びバンカー内でした。次のショットをするわけですが前のショットでクラブが砂だらけだったのでバンカー内の水たまりでクラブを洗いショットしました。さてこの行為について話題になりました、正当な行為か一打罰なのか。おおかたの意見は一打罰でしたが実際のところどうなんでしょうか。紛らわしいことはしないのが一番なんでしょうが・・・
回答
ご質問ありがとうございます！
球がハザード内にある場合の禁止行為として、そのハザード内の地面やウオーターハザードの水にクラブや手を触れてはいけない、といった規則（規則13-4）があります。つまり、球がバンカー内にある場合はバンカー内の地面（砂の部分）に触れることを禁止していますが、バンカー内の水たまりはカジュアルウオーターであり、ハザードの地面ではないので、そこにクラブや手が触れても罰はありません。ご質問のケースでクラブを洗った時に、クラブが水溜りだけに触れておりバンカー内の地面に触れていなければ罰はない、ということです。もしバンカー内の地面に触れていたら規則13-4の違反で2打罰となります。
『水溜り』については、バンカー内のものとウオーターハザード内のものとでは全く扱いが異なるので注意が必要です。バンカー内に関しては通常は無いはずのものですのでカジュアルウオーターとして扱います（罰無しでの救済の対象にもなります）。ウオーターハザード内では、水溜りであろうと池の水であろうと区別がなく「ウオーターハザード内の水」として扱いますので（ウオーターハザード内ではカジュアルウオーターというものは存在しない）、球がそのウオーターハザード内にある時に水溜りに触れると違反（2打罰）となります。