Q:暫定球をウオーターハザードの処置の代用としてプレーすること 2015.09.21

ティーショットがOBと思い暫定球を打ったが、その場所は赤杭であった。球は見つからなかった。プレーヤーはOBの暫定球を4打目としてそのままプレーを始めた。処置は正しいか?

住田嘉之さん

回答
ご質問ありがとうございます!
暫定球としてプレーした球は、ウオーターハザードの救済やアンプレヤブルの処置などで元の場所からプレーすることを選択した場合の代用として使用することはできません。規則27-2cでは『暫定球を放棄すべき場合』を定めており、その中で、最初の球がインプレーで見つかったり、ウオーターハザードに入っていることが確実と分かった場合、暫定球は放棄しなければならないことを定めています。そして、この場合に暫定球に対しストロークを行うと誤球(規則15-3)の違反となることを明示しています。
ご質問のケースでは、最初の球がOBかと思って暫定球をプレーしたのは正しいのですが、前に進んでラテラルウオーターハザードに入っていることがほぼ確実と分かったのならその時点で暫定球を放棄しなければならなかった、というわけです。つまり、暫定球をプレーしたことについて誤球の違反(2打罰)を受け、正しくラテラルウオーターハザードの処置をした上でプレーし直さなければならなかった、というわけです。そうせずにプレーを終えたのであれば、そのプレーヤーはストロークプレーでは競技失格となります。

Mr.golfbaka